UIも含めて手早く組み立てられるPHP用Webフレームワーク「Agile Toolkit」
Agile ToolkitはPHPのフレームワーク。jQueryを取り込み、UI部分にも力を入れているのが特徴。
Agile ToolkitはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。Webのシステムは自由度が高すぎる。そのためWebデザインを考える時は常に一から考えなければならない。テンプレートを用いたとしても、それは初期のフェーズのみで、細かな作り込みは必要だ。
テーブル表示
Webデザインとシステムは密着に絡んでいる。システムを手早く組み上げるにはもっと縛りがあった方が良いのかもしれない。それを実現するフレームワークがAgile Toolkitだ。
Agile ToolkitはPHPのフレームワークだ。他のフレームワーク同様にMVCを基本としている。最も大きな特徴としてWeb UIに関しても規則をもって組み上げることを目指しているということが挙げられる。ボタンやメニュー、テーブル等も一通りAgile Toolkitが提供する機能を使って組み上げる。
UIもコードから生成する
ページネーションしたり、行ごとに削除ボタンを付けたりと言ったことも全てHTMLを書かずに行う。デザインはCSSで設定されており、とても品のいいものになっている。jQuery部分でさえPHPだ。HTMLの柔軟性は損なわれるが、モックを手早く組み上げるならばAgile Toolkitは有意義なソフトウェアと言えるだろう。
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こんなに複雑な表示も(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
HTMLはとても自由度が高い。旧来のWindowsアプリを開発するのに比べるとUIコンポーネントは貧弱であるのに自由度が高い仕組みになっているためにすぐ動く小さなものを作るのに工数が大きくかかってしまう。スマートフォンは表現できる幅が小さいためにUIキットを使うことでそれっぽい画面がすぐに作れるのとは正反対だ。
Agile Toolkitではデザインもコードの中で行うので、モックアップを素早く組み立てるのに向いている。JavaScriptとの絡みも考慮されている。こうしたツールを使えば、すぐ動く簡単なWebアプリケーションをさくさく開発できるようになりそうだ。