NoSleepはAppleのノート型でディスプレイを閉じてもスリープしないようにするユーティリティ。

NoSleepはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア(ノート型用)。Appleのノート型コンピュータではディスプレイを閉じるとスリープになる。バッテリーを温存するには良い仕組みだが、オフィスでは外付けモニタとキーボードを使うという人にとっては都合が悪そうだ。


設定ウィンドウ

一部のノート型では閉じた後、外部キーボードからスリープを解除できるようだが一度はスリープになるのでは面倒くさい。そこでNoSleepをインストールしてスリープしないようにしよう。

NoSleepはカーネルを拡張して自動でスリープにならないようにする。あくまでもディスプレイを閉じた時に限定するもので、メニューからスリープを選んだ時にはきちんとスリープされるようになる。個人的には音楽を聴くだけの時にディスプレイを閉じれるのは便利だと感じた。

設定の有効または無効はシステム環境設定で変更できる。なおスリープにならないということはバッテリーの消費は変わらない(ディスプレイも暗くならないようだ)。そのため気がついたらバッテリーが完全になくなっている可能性もある。その点はこれまでと使い勝手が変わるので注意してほしい。

MOONGIFTはこう見る

個人的には外付けキーボードは使わないが、オフィスでは利用者がとても多い。そんな時にノート型のモニタを開いていないと使えないというのは不便に感じることだろう。カーネルの拡張というのが若干怖いが、NoSleepは役立つユーティリティと言えるだろう。

Mac OSXはベースがオープンソースということもあってか、このような裏技的なユーティリティが数多く存在する(危ないものも含めて)。自分にとっては不便に感じる機能も探せば解決できるユーティリティや設定がある場合が多いので、ぜひ探してほしい。

macosx-nosleep-extension - The MacOS X kernel extension, preventing sleep when you close the lid. - Google Project Hosting