LunchyはMac OSX標準の自動起動管理launchctlの管理ツール。

LunchyはRuby製、Mac OSX用のオープンソース・ソフトウェア。Linuxではサービスと呼ばれる仕組みがある。これによってHTTPサーバやデータベースその他システムに関連するバックグラウンドで処理されるソフトウェアを起動したり、停止したりすることができる。Windowsでも同様の仕組みがある。


サービス一覧

Mac OSXにももちろんあるのだが、launchctlと言う仕組みでちょっと特殊だ。書き方も一般的(?)ではない。そのため個人的にあまり使ってこなかったのだが、やはり使えれば便利な仕組みだ。そんなlaunchctlを利用しやすくしてくれるのがLunchyだ。

LunchyはRubygemsを使ってインストールするソフトウェアで、launchctlをラッピングしてくれるソフトウェアだ。lunchyというコマンドで動作し、listオプションで実際に利用できるサービスを一覧表示できる。さらにcom.apple〜のように全てを指定せずにmongodbといったような指定でも良いようだ。

サービスを開始したり、逆に停止したりするのもLunchy経由でとても簡単だ。launchctlでも同様の操作がもちろんできるのだが、それ以上に簡単だ。Lunchyがあるという自体がlaunchctlの使い勝手が悪いと感じる人が多いという何よりもの証拠ではないだろうか。

MOONGIFTはこう見る

一般ユーザとしてMac OSXを使っている限りはアプリケーション単位の自動起動くらいしかない。なので使うとしてもアカウント管理からできるレベルだ(Windowsで言えばスタートアップフォルダにショートカットを放り込む程度)。しかし開発者の場合はApahce/MySQL/PostgreSQL/Redis/MongoDBなど様々なサービスを立ち上げたいと思うはずだ。

開発の時に立ち上げても良いが、都度ルートになったりsudoを使ったりするのは面倒だ。やはり起動時に自動起動してくれる方が便利だろう。とは思いつつもlaunchctlは敬遠していた。Lunchyを使えば、コントロールが容易になるので使ってみようと言う気になるはずだ。

mperham/lunchy - GitHub