自動でモニタの輝度を下げる。東京電力の電力利用状況をグラフ化「Power Brake」
Power Brakeは電力利用状況をグラフ化するMac OSX用ウィジェット。
Power BrakeはMac OSX用のフリーウェア。震災が起きるまでは電力はあって当たり前のものだった。それが震災以後、計画停電や節電などによって店舗の照明が消えたり、電車の本数が減るなどして経済を動かす基盤が変わりつつある。
グラフ
そんな状況下において我慢するというのも一つの手だが、それでは暗くなるばかりだ。今だからこそできることをしなければならない。電力利用状況は東京電力より提供されている。それを使ったグラフを描くのがPower Brakeだ。
Power BrakeはMac OSXのDashboard用ウィジェットで、東京電力のCSVファイルをダウンロードしてグラフを描くソフトウェアだ。発電量に対して現状がどれくらいであるのか、一目で分かる。そして一定の使用率(デフォルトで80%)を超えると輝度を落とすようになっている(もとには戻らないので注意)。
設定
なお環境光の変化に合わせて輝度を調整する設定が有効になっていると自動で元に戻ってしまうので注意して欲しい。電力消費量は都度見ていなければ変化に気づけないが、通知ではなくディスプレイの輝度を調整することで電気の状況が知れる、面白いソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
現状の計画停電は終わる目処が立っていない。おそらく夏や冬など電力消費があがる季節にはさらに悪化するだろう。中長期化することが分かっている中では、覚悟を決めて慣れるしかないと思われる(または60Hz地帯まで移動する)。移動しないならば現状の電力の中でどう生活できるかを考えるべきだろう。
節電も大事だが、この状況だからこそできることがたくさんあるはずだ。研究者はこぞって新エネルギーの研究に着手していることだろう。ITエンジニアでもそれは変わらない。エネルギー消費量を抑え、それでいてみんなが楽しくなれることを考えなければならない。