新しい動画のあり方?JS/HTML5によるインタラクティブな動画プレーヤ「Cacophony」
CacophonyはHTML5/JavaScriptによるインタラクティブな動画作成実行環境。
CacophonyはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。動画を作ろうと思うと、動画レコーダーやスマートフォンを使ってリアルを記録するのが一般的だ。しかしこうやって作られたものは一つの作品であって、再生産性は低い(MADはあるが)。
動画例
最近YouTubeではクリックする場所によってその後の展開が変わる(別な動画にジャンプルする)動画が人気だが、もっとインタラクティブにユーザの動きによって動画の内容を変えたいと思うならばCacophonyを使ってみると面白そうだ。
Cacophonyは動画プレーヤとなっているが動画を再生する訳ではない。JavaScriptとCanvasタグ等を使ってその場で動画を生成する。文字を出力したり、フローティングウィンドウを通じてユーザの入力を行わせることもできる。よりインタラクティブな動画コンテンツを提供できる仕組みだ。
イラストを描くデモ
動画というよりはアニメーションに近いかもしれない。それをJavaScript/Canvasで動的に行う仕組みだ。作成コストは相当にかかると思われるが、GoogleマップやAjaxによる動的なコンテンツ変更もできる。新しい時代の動画プレーヤと言えるかもしれない。
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木を描くデモ(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
動画はあくまでも一つの作品だ。撮影者(または監督)の意図したものがそこに表現される。それ以上のものはない。一つの作品を作るのは動画、音声など様々な要素が絡み合うため作り直すというのは大変な手間がかかる。アニメーションであってもそれは大差ない。
Cacophonyで作られるものは動的なので、その場その時によって内容を変えることが出来る。CGMのような感覚で動画コンテンツを作れるようになるかも知れない。まだまだ十分なレベルには達していないと思われるが、目の付けどころは非常にユニークだ。
Cacophony - An interactive video player in HTML5 and Javascript.