darknessはJRuby+Swingで作られた背景を真っ暗にする集中できるテキストエディタ。

darknessはJRuby製のオープンソース・ソフトウェア。RubyとMac OSXは相性が良い。MacRubyを使えばRubyを使ってMac OSX用のアプリケーションが開発できる。だがこれではプラットフォームが束縛されてしまう。WindowsやLinuxにも提供したいだろう。


保存と読み込み以外の機能はない

Ruby自体はマルチプラットフォームで動作するが、GUIのアプリケーションとなると話が違う。だがその二つを両立させられる可能性を感じさせるソフトウェアがdarknessだ。

darknessはCRubyではなくJRubyを使っている。さらにGUIにはSwingを使っている。SwingならばあのJavaっぽさを感じさせない個々のプラットフォームに最適なUIを提供してくれる。この二つの組み合わせは面白いのではないだろうか。

darkness自体は背景を真っ暗にして集中して文章を書けるようにするソフトウェアだ。Ctrl+Sで保存ファイル名を聞かれ、Ctrl+Lで保存したファイルを読み込む。ファイル自体はUTF-8で保存されているので他のソフトウェアからも閲覧、編集できる。文字を書く以外の機能が一切ない、とてもシンプルで使い勝手の良いソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

darknessについて言えばSwingの良さを引き出しているとは言いがたい。だがSwingを使うことでマルチプラットフォームで動作する最適化されたUIをもったソフトウェアを開発できるようになるのではないだろうか。JRubyなら基本的な文法はCRubyと変わらずに利用できる。

Javaはコンパイル言語だがJRubyはスクリプト言語で試しつつ開発が進められる。darkness自体の面白さもあるが、それ以上にこのJRuby + Swingという組み合わせに可能性を感じてならない。

jondot/darkness - GitHub