HTML5を使ってこんなことも。Googleマップ風の画像ビューワー「Bigshot」
Bigshotは巨大な画像をタイル状に分解し、Googleマップのようなビューワーで閲覧するソフトウェア。
BigshotはHTML5/Java製のオープンソース・ソフトウェア。デジカメが高性能化するのに伴って、撮影できるサイズが大きくなっている。とは言え写真を閲覧するディスプレイのサイズは決まっているので、大きな写真ではズームしたりしなければならない。
写真をズームして閲覧する
極端に大きな写真では全体のダウンロードだけで時間を要してしまう。そこで考えてみたいのがGoogleマップライクに写真をタイル状にし、必要な部分だけ拡大するという方法だ。それを実現するライブラリがBigshotになる。
BigshotはHTML5/JavaScriptを使って画像を表示する。マウスのスクロールでズームイン/アウトが可能で、マウスのドラッグで見る場所を切り替える事ができる。Java製のツールで予め写真をタイル状に分割する必要がある。
フルスクリーンモード
スマートフォンやiPadにも対応していて、画像をタップするとズームインしたり他の場所をタップしてズームアウトさせることもできる(ピンチ操作には対応していない)。今後、WebGLを使ってVRパノマラビューワーにも対応していくとのことで期待できそうなソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
最大にズームした所(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
HTML5向けとあって限られた環境でしか利用できないが、画像をタイル状に背理して閲覧するというのはとても面白い。Googleマップの画像版とも言える操作性だ。画像をタイル状に分解したり、画像を配信するサーバ(PHP)を立てる必要があるのが難点だが、試してみると面白い。
写真はオンライン状にとても多く存在するコンテンツだけに、見せ方を工夫しなければインパクトがない。それまでのクリックベースだった地図がGoogleマップのAjaxで衝撃を受けたように、画像もまたビューワー次第で楽しみ方が変わってくるはずだ。