The Internet Archive BookReaderはInternet Archiveプロジェクトでも使われているWebベースの書籍リーダー。

The Internet Archive BookReaderはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Webサイトのコピーを集積し、過去の姿をかいま見ることができるプロジェクトがInternet Archiveだ。自分のサイトの過去の姿を見たり、有名サイトの開始当初の形を見ることが出来る。


リーダー

そんなInternet ArchiveではTextsというプロジェクトがある。ここでは既に著作権の切れた書籍についてオンラインで公開している。しかもPDFなどで置いてある訳ではない。HTMLベースで閲覧できるのだ。そのリーダーがThe Internet Archive BookReaderになる。

The Internet Archive BookReaderはPerlやPHP、Pythonといったライブラリを使っているが、メインはHTML/JavaScriptによるリーダーだ。見開き形式で表示され、矢印キーやマウス操作でページ送りができる。さらに1ページ単位の表示したり、全ページのサムネイル表示もできる。


ページ一覧

拡大、縮小表示にも対応し、再生ボタンを押すと一定時間ごとに自動でページ送りする機能もある。書籍内の検索や書籍情報表示、共有機能などHTMLベースの書籍リーダーとして十分な機能が備わっている。多機能な書籍リーダーを探していた方はぜひ導入検討したい。

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見開き表示(プレミアム限定)

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MOONGIFTはこう見る

iOSやAndroidアプリにおける書籍リーダーはコンテンツの権利関係を保護する上では必須の仕組みだろう。だが世の中にはそうではない書籍コンテンツもたくさん存在する。そうしたコンテンツをリッチなインタフェースで見せたいと思うならばThe Internet Archive BookReaderはとても良いソフトウェアだ。

コンテンツの作成にコツがあるが、それらは一緒に配布されているソフトウェアが生成してくれるようだ。後はコンテンツを用意すれば良い。良質なコンテンツであってもリーダーがなければ意味はない。電子書籍サイトを立ち上げるならそのリーダーとして必ずチェックしたいソフトウェアだろう。

Internet Archive BookReader (Open Library)

デモ

openlibrary/bookreader - GitHub