解析データの、グラフ化に。JavaScript製統計解析ライブラリ「jStat」
jStatはJavaScriptで作られた統計解析ライブラリ。Canvasタグにデータをプロットする。
jStatはJavaScript/jQuery製のオープンソース・ソフトウェア。単純に一覧化された数値では分からない情報も、データをビジュアル化すると見えているものがある。トレンドや偏差が見えると、次の手や分析する上でのきっかけが掴めるようになる。
二つのデータを描画
統計のビジュアル化をする解析言語としてはMATLABやRが有名だ。しかしそうした言語を覚えないとデータのビジュアル化ができないのは面倒だ。Webブラウザ上でもっと手軽にグラフを描くソフトウェアとしてjStatを紹介しよう。
jStatでは多様な統計解析を行うライブラリだ。描画にCanvasを使っているのでHTML5をサポートしたモダンなWebブラウザがサポート対象になっている。またjQueryを使っている。線で描画することも、ポイントでプロットすることも(または両方も)できる。ポイントの数も自由に設定可能だ。
ポイントのみ
複数のデータを同時に描画したり、線の中を塗りつぶすこともできる。さらにJavaScriptと連携してマウスの載せた場所の値を表示する機能もある。多様なグラフをこなせる訳ではないが、解析系のWebアプリケーションを開発する際には便利に使えるライブラリになるだろう。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
ラインによる描画(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
マーケティングをはじめとして業務では常にアウトプットを考えて取り組まなければならない。そのアウトプットとは表、レポート、そしてグラフだ。特にその分野に詳しくない人にとってはグラフを使ったアウトプットは違いが明確で見た目のインパクトも大きいので分かりやすい。
例えばシステムのバグの減少率やサポート対応件数、ソーシャルメディアにおける反響などビジュアル化すると見た目の効果、状況が分かりやすくなるものだ。そうした結果を意識して測定、業務を行うというのもまた生産性向上には欠かせない要素だ。