次の流行か。画像加工を行うWebアプリケーション「Pixidou」
Pixidouは簡易的な画像編集を行うWebアプリケーション。
PixidouはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。CMSが流行したのに伴って、テキストコンテンツはローカルで作成する流れからWeb上でメンテナンスするようになってきている。その次のステップとして考えられるのは画像の編集だ。
メニュー
画像加工を行うライブラリは各種プログラミング言語向けに存在している。ImageMagickを扱うものや、GD系のライブラリが有名だ。PHPでも両方に対応したライブラリが存在している。そしてPixidouはPHPとGDを組み合わせた画像加工Webアプリケーションになる。
Pixidouではまるでローカルアプリケーションのようにメニューが並び、そこから処理を選んで実行できるようになっている。メニューはたくさんあるのだが実際に機能しているものは多くない。だが画像加工の処理についてはおおむね動作している。
切り抜き
明るさを変えたり、切り抜きをしたりすることができる。機能はまだ足りていないが、PixidouをWebアプリケーションとして開発していこうという意図は伺える。明るさの調整はスライダでできたり、切り抜きもドラッグで指定できるなどビジュアル的にも分かりやすく使い勝手の良いソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
サーバサイドで画像を加工する場合、一定の処理に従ってバッチで行うというものが多い。それに対してPixidouはビジュアル的に画像の加工場所を指定して変換できるようになっている。Pixidou上で絵は描けないが、簡易的な加工であれば十分にこなすことができる。画像加工としてはこのくらいのレベルで十分だろう。
今後画像編集を行うWebアプリケーションはどんどん増えていくだろう。だが多機能を極めようと思ったら必ずAdobeの牙城が立ちふさがる。Webアプリケーションはその道は歩まず、別な魅力を提供できる形に進化していくべきだろう。