ClipCubeはクリップボードの履歴を管理するソフトウェア。

ClipCubeはWindows用のフリーウェア。Windowsの使い勝手の悪い点の一つがクリップボードだ。一つしか枠がなく、履歴管理もされない。まとめてコピーしてまとめて貼付けられればどれだけ便利だろうか。これは他のOSでも共通だ。


メイン画面

viやEmacsといったエディタではヤンクにコピーして履歴管理までされる。やはり履歴管理されて、前にコピーしたものが後から取り出せるというのはとても作業しやすくなるものだ。そんな環境を実現できるのがClipCubeだ。

ClipCubeはWindowsの常駐型ソフトウェアで、テキストをコピーするとそれを履歴管理し、後から使えるようにする。テキストのみ対応で、ファイルのコピーなどでは使えない。Ctrl + 0で履歴を表示し、そこからCtrl + 1〜9で使いたいコピーを選択できる。


メニュー

一覧では頭の部分しか確認できないが、ClipCube上で詳細なテキストデータを確認する事も可能だ。データは指定期間保存(または永久に)できるようになっており、再起動したとしても消えずに残っている。クリップボードの不便さを解消してくれる便利なユーティリティだ。

MOONGIFTはこう見る

この手のツールは個人での利用もさることながら、バックオフィスで働く人たちにとって特に便利なソフトウェアだ。よく使うワードを登録しておいたりすると、とても便利に利用できる。クリップボードは通常再起動すると消えてしまう代物なので、残っているというだけでも使い道がありそうだ。

バックオフィス系作業の手助けになるソフトウェアは人気が高い。それらはWindows用で、作業のちょっとした補助になるものが多いようだ。それだけに作りもシンプルで作るのは容易だ。自分の作業を地味に助けてくれる、そんなソフトウェア開発もまた面白い。

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