レガシーブラウザを含めてリアルタイムWebを推進するためのJavaサーバ「StreamHub」
StreamHubはJava製のComet/リバースAjaxサーバ。サーバプッシュ型配信に対応するためのサーバ。
StreamHubはJava製のフリーウェア。インターネットはソーシャル、リアルタイム、モバイルの時代になろうとしている。今、リアルに起こっていることが即座にデータになってオンラインを流れていく。それが当たり前な時代になるのはとても興味深い。
株式デモ
リアルタイムを実現するための技術要素は幾つかあるが、ここではWebブラウザとサーバ間のリアルタイムについて注目したい。HTML5であればWebSocketだろうが、レガシーブラウザまで対応しようと思うならStreamHubを使ってみよう。
StreamHubが使うのはHTTP CometとリバースAjaxになる。どちらも数年前からある技術なので、対応ブラウザが幅広いのが特徴だ。もちろんiPhoneをはじめとするモバイルブラウザでも利用できる。StreamHubは個人ユースの場合は無料となっている。
デモ
サンプルとして株式市場のリアルタイムでの価格変動を一覧表で見たり、リアルタイムに反映されるグラフの描画、チャットといったデモがある。表形式についてはjQuery/YUI/GWTなど様々なライブラリで実現している。Eclipseでの開発もサポートされているなど、企業での開発にもぴったりだろう。
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リアルタイムチャート(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
Cometやロングポーリングといった技術はWebSocketが出るまでの代替技術と言った感があったが、HTML5の仕様からWebSocketが外れてしまったこともあって、将来性に疑問符がついてしまった。今後もCometの需要は伸び続けるかもしれない。
ゲームや金融系サービスではHTTPでは信頼性に乏しい問題がある。そのため、そこまでの品質を求めないチャット等の分野では今後でも必要とされるはずだ。サーバプッシュ型は通常の形ではないので、面白いWebサービスが作れる可能性もあるはずだ。