ホームページの更新負荷を低減する、必要な箇所を動的にするCMS「pWebManager」
pWebManagerは必要な場所にコンテンツを差し込む、静的サイトとの親和性の高いCMS。
pWebManagerはPHP製のオープンソース・ソフトウェア。いわゆるホームページと言われる静的なHTMLによるWebサイトを立ち上げて数年経ち、情報が徐々に増えるのに従って更新負荷が大きくなっていく。複数の場所を更新するのはミスも多い。
ユーザ向けの画面
そうした時に導入を検討するのがCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)だ。だが10ページくらいしかないWebサイトにCMSというのはちょっと大げさに感じられる。導入コストやややこしい操作を覚えるのも大変だ。そこで検討したいのがpWebManagerだ。
pWebManagerはいわゆるハメコミ型のCMSで、HTMLファイルの中にタグを埋め込むことでその内容をCMSから取得したデータと差し替えて表示する。既存サイトがほぼそのまま活かせるので、手間なく利用できるだろう。表示するものはモジュールとして提供されている。
施設予約
汎用として任意のコンテンツを表示する、アルバム、カレンダー、施設予約、広告バナーといったモジュールがある。テンプレートエンジンにはSmartyを利用しているのでWebデザイナーにとっては扱いやすい。またDreamweaverとの親和性も考慮されている。
SQLiteにも対応しているのでデータベースがないレンタルサーバでも利用できる。さらに日本製なので日本語ローカライズはもちろん、日本語自体の取り扱いについても申し分ない。既存サイトを活かしつつ、更新コストを下げたいと言った時に便利なソフトウェアだ。
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アルバム(プレミアム限定)
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コンテンツ一覧(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
CMSはとても汎用的な用語で、ちょっとしたWebサイトであれば何でもCMSになってしまう。そのため目立つためには何らかの特徴が必要になる。多機能であることは特徴ではなく、既にある有名なCMSと比較されるのがオチだ。その時にはプラグインやテーマの数で負けてしまう。
pWebManagerの目指す立ち位置は絶妙と言えるかもしれない。従来のホームページができておおよそ10〜15年経過し、そろそろリニューアルしたいという要望もあがる頃だ。コーポレートサイト等はpWebManagerで十分に運用できるはずだ。