File UploaderはD&Dをサポートし、複数ファイルのアップロードとプログレスバー表示に対応したライブラリ。

File UploaderはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Webブラウザの操作で最も面倒なのがファイルのアップロードではないだろうか。一つのファイルしか指定できないインタフェースや、巨大なファイルを送信中の固まった状態はとてもユーザビリティが低い。


ドラッグアンドドロップ

そうした問題点を解決するのに使われてきたのがFlashだが、HTML5になって複数ファイルのアップロードもできるようになった。さらにユーザビリティを高めるために使ってみたいのがFile Uploaderになる。

File Uploaderはドラッグアンドドロップでファイルのアップロードが出来るライブラリだ。まるでGmailのようなインタフェースになっている。フォルダは無理だが、ファイルを複数ドラッグして指定された箇所にドロップすればアップロードが開始される。


アップロード中

アップロード中のステータスについても表示されるようになっている。サーバサイドの仕組みはPHP/Javaなど各種言語向けに用意されている。複数ファイルのアップロードはHTML5に対応していれば使えるが、ドラッグアンドドロップはChrome、Firefoxなどブラウザによって使えない機能もあるので注意してほしい。

MOONGIFTはこう見る

写真共有サイトが人気なのは携帯電話やスマートフォンから写真を撮影してそのまますぐにアップロードできるからだ。いちいちデスクトップにつないで写真を一つ一つアップロードなんて誰もしないだろう。ファイルの送受信に関して、Webブラウザは著しくユーザビリティが低い。

WebDAVのような技術もあるが、今ひとつ人気が出ない。しかしFile Uploaderのような技術は進化しており、Webブラウザであっても手軽にファイルがアップロードできるようになってきている。今後もっと手軽に授受できるようになれば、ファイル共有系サービスも人気が出てくる事だろう。

デモ:valums.com/files/2010/file-uploader/demo.htm

valums/file-uploader - GitHub