node.js開発者必携。異なるバージョンのnode.jsをインストール、管理する「nave」
naveは複数バージョンのnode.jsを管理、切り替えるためのソフトウェア。
naveはBash製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。今、node.jsが熱い。動作も高速で、その先進性もあってHTML5やWebSocketなどの新しい技術を率先的に試されている。今はまだマイナーかもしれないが、今から取り組んでおいて損はないはずだ。
リモートのバージョン一覧
そんなnode.jsは開発がとても盛んであるためにどんどんバージョンアップが続いている。そのため最新版をインストールしようと思うとソースからしかできず、そのために異なるバージョンが使えなくなったりする。それを防ぐためにもnaveを使おう。
naveはRubyでいうrvm、Pythonでいうvirtualenvのように異なるバージョンのnode.jsを一つのPC上で使えるようにする。リモートにあるバージョンを一覧し、そこからバージョンを指定してインストールができる。MacPortsでは0.2.5.0が最新だが、naveならば0.3.6までインストール可能だ。
ヘルプ
useコマンドを使えばnode.jsのバージョンを切り替えられる。さらにusemainを使うと/usr/local/binに移動してくれる。インストールはもちろん、最新版を追いかける人、異なるバージョン間の動作確認を行う人にも最適なソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
node.jsの開発速度は速く、MacPortsのような仕組みさえ追いつけずにいる。安定していないと言われればその通りなのだが、数年前のRailsのようにどんどん発展している雰囲気が合って非常に面白い。だが新しいプラグインやフレームワークは最新版でしか動作しないことも多々ある。
そのような場合にnaveは活躍する。今はまだ実開発で使われることは少ないと思われるが、テストで使ってみる時にはバージョンを固定して取り組んだ方が良いだろう。node.jsで開発を楽しむ方には必須のソフトウェアと言えそうだ。