HTML5/JavaScriptによるマルチデバイスをサポートした電子雑誌フレームワーク「Treesaver.js」
Treesaver.jsはHTML5/JavaScriptを使った電子雑誌を作成するためのフレームワーク。
Treesaver.jsはPython製、HTML5/JavaScript用のオープンソース・ソフトウェア。電子書籍は決して遠い存在ではない。誰でも自由に作成、発信できるコンテンツになってきている。ePubを作るのも大して難しいことではない。
サンプルの表紙
コンテンツは既に多数ある訳で、次に問題になるのは見せ方だ。これまでのWebページとは大きく違い、ただ上からずらずらと並べていけばいい訳ではない。しかしそんな見せ方についても既にライブラリが存在する。その一つがTreesaver.jsだ。
Treesaver.jsはHTML5/JavaScriptを使い、テキストや画像、動画と言ったメディアを織り交ぜた電子雑誌を作成することが出来るソフトウェアだ。Treesaver.jsはコンパイルして生成する仕組みになっており、オプションによってIEをサポートしたり、モジュール単位に分けると言ったこともできる。
メニュー
ビューワーとしては指でスライドして閲覧できる他、矢印キーでもページを切り替えることが出来る。メニューからTwitterやFacebookでシェアしたり、印刷やメールすることもできる。さらにコンテンツのインデックスにアクセスすることもできる。コンテンツの作り方が若干特殊ではあるものの、電子雑誌を実現するのにぴったりなソフトウェアと言えるだろう。
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動画(実際には画像)(プレミアム限定)
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コンテンツ一覧(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
Treesaver.jsの特徴としてはWeb側の技術で電子雑誌を実現していることだろう。PhoneGapのような技術を使えばネイティブアプリ化することも容易にできそうだ。サーバ技術であれば認証や決済との連携も簡単にできるだろうし、インタフェースの修正も容易だ。
3Gのようなネットワークが当たり前になっていく中では、ネイティブアプリよりもWebアプリによる電子雑誌の方が多様性があるのではないだろうか。Treesaver.jsを使ったプラットフォームが出てくるのも想像に難くない。