BlueGriffonはHTML5をサポートした、Firefox4をレンダリングエンジンにしたHTMLオーサリングツール。

BlueGriffonはWindows/Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。Webは日々進化している。それに合わせて制作ツールも進化しなければならない。オーサリングツールとしてはDreamweaverのシェアが圧倒的なようだが、HTML5を考えると物足りなくもない。


HTMLファイルを開いた所

入力サポートは当たり前として、HTML5対応サイトの再現性が高くなければならない。最新の技術にも率先して対応しているブラウザと言えばFirefox、そんなFirefoxのGeckoエンジンを使ったオーサリングツールがBlueGriffonだ。

BlueGriffonはNvuやKompoZerの後継として開発されているオーサリングツールで、HTML5に十分に対応している。フォームエレメントの入力はもちろん、ビデオタグやオーディオタグの入力、さらにSVGエディタ(ペイントツール風)も提供されている。CSS3やMathMLにも対応している。


SVGエディタ

ユニークな所で、Web fontとしてGoogle提供のものも使えるようになっている。WYSIWYG画面におけるHTML5の再現性は非常に高い。何せレンダリングエンジンにはFirefox4のものを使っているのだ。Firefox4自体がβ版である現在、BlueGriffonもまた開発途上ではある。しかし今後に期待できる、楽しみなソフトウェアだ。

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ソースエディタ(プレミアム限定)

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Webフォント(プレミアム限定)

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MOONGIFTはこう見る

Firefoxをレンダリングエンジンに採用したオーサリングツールというと、今はなきNetscape Composerを思い出してしまう。オーサリングツールでWebブラウザを内蔵するというのは良い方法ではないだろうか。その方が再現性は高くなるのは間違いない。

今後HTML5が盛んになれば、対応すべき技術要素も自ずと増えていくだろう。そうした先端的技術を取り入れていく上でオープンソースであることは大きな優位性になるはずだ。日本語化含め、今後に期待したいソフトウェアだ。

via BlueGriffon: a cross-platform WYSIWYG HTML5 and CSS3 editor based on Firefox 4

BlueGriffon, The next-generation Web Editor based on the rendering engine of Firefox