複数バージョンのScala開発をサポートするインストーラー/バージョン切り替え「svm」
svmはScala複数バージョンのインストーラー。利用バージョンの切り替えも簡単にできる。
svmはBashスクリプト製のオープンソース・ソフトウェア。シェアはまだまだ低いが一部で人気のプログラミング言語がScalaだ。JavaVM上で動作し、純粋なオブジェクト指向言語でありながら関数型言語の性質も持った、ユニークなプログラミング言語だ。
ヘルプ
開発は活発であり、2003年の登場から継続的に開発が続けられている。そのためバージョンアップが盛んであり、開発していた時と終わった時で安定板のバージョンが変わっていた、なんてことも十分考えられる。そこで使ってみたいのがsvmだ。
svmはScalaのバージョン切り替えソフトウェアだ。Rubyであればrvm、Pythonであればvirtualenvが知られている。svmを使うことで複数のScalaを一つのマシン上にインストールし、かつコマンド一つでバージョンを切り替えることができる。
インストール中
一番低くて2.5.0からはじまり、最新で2.8.1.finalまで対応している。インストールもコマンド一つで完了し、切り替えも簡単にできる。アンインストールするのも簡単だ。開発環境で最新版に対応しているかチェックしたり、プロジェクトごとにバージョンが異なる際にも使えるだろう。
MOONGIFTはこう見る
オープンソース・ソフトウェアにおいて開発が激しいのは良いことである一方、最新版では動かなくなったり、別なPCでは動かないことがあるといったバージョン間の不具合をおこす可能性がある。svmのようにバージョン管理が手軽になればエラーの可能性も減ることだろう。
PHP4/PHP5を同居させるような無理矢理感はなく、シンプルにディレクトリを分けてインストールされた上でシンボリックリンクを切り替える仕組みになっている。Scalaを試してみたい方にとってもユーザディレクトリ以下にインストールできるので手軽だ。