SimianはMunkiと連携して独自のソフトウェア更新環境を構築するサーバソフトウェア。

SimianはPython製/Google App Engine用のオープンソース・ソフトウェア。社内におけるMac OSXの利用率は徐々にではあるが増えている。iOSアプリを開発する場合は必須であるし、ある程度ソフトウェアも互換性があるのでより使いやすい方を選ぶようになっているのだろう。


ファイル構成

Mac OSXはウィルスに強いと言った話を聞くが、実際はウィルスの種類と量の違いでセキュリティ自体は大差はない。Mac OSXであってもきちんとセキュリティアップデートを行っていかなければならない。そこで使えるのがSimianだ。

Simianは先日紹介したMunkiと組み合わせて使うソフトウェアだ。つまりSimianはサーバサイドのソフトウェアであって、セキュリティ情報の配信をサーバで管理できるようになる。その管理サーバとしてGoogle App Engineを使っているのが特徴だ。


筆者環境ではこの後エラーになってしまった…

さらに秘密鍵を登録することで、企業でも使えるセキュアな仕組みを構築できるようになる。Googleの中の人が使っており、もしかすると実際の運用でも使われているのかも知れない。Mac OSXにおいてセキュアな環境を保つのに必須のソフトウェアになりそうだ。

MOONGIFTはこう見る

ごく小規模な組織であれば、管理者がメンバーに通達すれば済むだろう。これまでの日本の企業ではMac OSXの出番は殆どなかったのでそれで良かった。だがiOSの登場以降、シェアは徐々に伸びている。そうなれば一定の枠組みの中で管理する方法が必要になるはずだ。

Mac OSXではソフトウェアインストールの仕組みがWindowsとは異なるのでインストールを止めるのは難しい(大抵D&Dであるため)となればSimianのような自動アップデートの仕組みが必要になるはずだ。

via Simian: Mac OS X package deployment via App Engine - Google Open Source Blog

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