何かある前に。Mac OSXでGPGを使っていくならば「GPGTools」
GPGToolsはMac OSX向けのGPG関連ツールの詰め合わせインストーラー。
GPGToolsはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア。インターネットの利用が当たり前になればなるほど、逆にセキュリティリスクは膨らんでいく。無闇に怖がる必要はないが、それでも何かあったとしてもリカバリが効くように準備はしておきたい。
インストーラー
その一つが暗号化だ。例えば社外は難しいとしても社内のメールくらいは暗号化しても良いのではないだろうか。そのための手法として有名なものがGPGだ。そしてGPGを他でも利用すべく、多数存在するソフトウェアを一つにまとめたのがGPGToolsになる。
GPGToolsが提供するのはMacGPG2、Mac OSX標準のメールと連携するGPGMail、キーチェーンアクセスライクな鍵管理システムのGPG Keychain Access、システムのサービスとして組み込まれるGPGService、システム設定になるGPGPreferences、Thunderbird用のEnigmailとなっている。
GPG Keychain Access
32bit、64bit双方に対応しておりGPGToolsがあればGPGを活用するための準備は完了したと言えるだろう。後は実際に運用の中で活用していくだけだ。暗号化を徹底するのは難しいかもしれないが、問題が起こる前に取り入れていきたいソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
システム設定(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
GPGはずっと昔からあるものの、なかなか普及しない技術の一つと言えるだろう。SSH用の公開鍵認証くらいは使われるものの、GPGベースの公開鍵を使ったメールのやり取りが普及しているとはとても言いがたい。署名をつけている程度だろうか。それでも相当マニアックだ。
インターネットがインフラとなり、無数のデータがやり取りされている今だからこそ、積極的に取り組んでいくべき問題と言えるだろう。とは言え普及していない現状を顧みるにやり方に問題があるのは明らかだ。ユーザの利便性とセキュリティ、この二つを解決できる手法は潜在的ニーズがあるかもしれない。
via GPGTools | dps