レガシーにもモダンにも。Flash/HTML5両方に対応した音楽/動画プレーヤ「jPlayer」
jPlayerはvideoタグ/Flash双方に対応したWebベースの音楽/動画プレーヤ。
jPlayerはJavaScript/jQuery製のオープンソース・ソフトウェア。HTML5はことPCにおいては普及までに数年を要するだろう。なぜかと言えばHTML5に対応しないレガシーなブラウザが圧倒的なシェアだからだ。最新技術をふんだんに使いたい開発者にとっては問題だ。
動画プレーヤ
HTML5で使える技術の一つで知られているのがvideo/audioタグだ。標準フォーマットについてはまだ確定していないものの、Flashに頼らないモバイル(特にiOS)でも使えるのが魅力だ。既存技術との兼ね合いも考えて使いたいのがjPlayerだ。
jPlayerはJavaScript製のWebベースの動画、音楽プレーヤだ。HTML5に対応したブラウザであればvideo/audioタグを使い、対応していなければFlashを使ったプレーヤを表示する。とはいえ見た目は殆ど同じで再生と停止、音量調整が可能だ。
音楽プレーヤ
HTML5/Flashともにmp3/m4a/m4vをサポートし、さらにHTML5の場合はogv/oga/wav/webmをサポートしている(ブラウザ側の対応も必須)。JavaScriptベースの動画操作API、CSSによるデザイン変更、動画/音楽ともにプレイリスト対応と機能も多い、便利なプレーヤだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
プレイリスト(プレミアム限定)
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
iOS版(プレミアム限定)
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
IE6とJavaScriptハンドラ(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
大きなメリットとしてはiOS/PC両方で動画を見られるということだろうか。特にFlashのEmbedタグをそのまま貼ってしまうとiOSでコンテンツを見た時に再生されないという問題があるが、jPlayerならブラウザ判別も行ってくれるのでFlash対応/非対応の両方が同じ使い方で良い。
video/audioタグへの乗り換えは容易だが、そのために現状主流になっているブラウザを全て切り捨てるのは難しい。とは言え両方の開発はコストがかかってしまう。jPlayerのような両方のプラットフォームに対応する技術が今後は注目を集めるだろう。