これは凄いぞ！スマートフォン向けHTML5生成プログラミング言語「mobl」
moblはEclipse上で開発し、HTML5/CSS/JavaScript/画像を生成するスマートフォン向けプログラミング言語。
moblはJava製のオープンソース・ソフトウェア。スマートフォンの人気がとても高い。特にWebKitのモバイル版を組み込んでいるものが殆どで（iOS/Android/Palm Pre/Blackberryなど）HTML5の恩恵にあずかりやすいのが良い。
開発環境はEclipse
そんなHTML5のパワーを使えば、まるでネイティブアプリのような動作をさせることも可能になっている。そのためのスマートフォン向けライブラリは数多くあれど、moblは一味も二味も違う。完全に専用言語でスマートフォン向けWebアプリケーションを開発できる。
moblはEclipse用のプラグインを配布しており、それをインストールした後プロジェクトを作成する。使うのはmoblという拡張子のついたファイルだ。そしてファイルを編集し、保存するとwwwディレクトリが作成され、その中にHTML/JavaScript/CSS/画像などが自動で生成される。
ショッピングカートデモ
moblの機能は多く、オフラインアクセスサポート、データモデリング、最適化されたUI、JavaScriptライクな言語体系、RESTfulなWebサービスへのアクセス、Ajaxも利用できる。プラグインもあり位置情報を使った地図表示も可能だ。
スマートフォンに特化しているという点がとても面白い。デザインレスでコードを使って全て完結するのも良い。JavaScriptのみの利用になるが、非常に大きな可能性を秘めたソフトウェアだ。
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地図（プレミアム限定）
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MOONGIFTはこう見る
100%クライアントサイドでの実行なのがとても面白い。moblとPhoneGapを組み合わせれば、ネイティブアプリへ変換することも容易と思われる。ドローをしたり、ショッピングカートやTodoといったアプリのデモも多数用意されているのでぜひ試してみてほしい。
moblは言わばGWTのスマートフォン版と言えるかも知れない。スマートフォンは画面が狭いためにデザインも特殊であり、一般的なWebサイトデザインとは別な知識が必要になる。そうした面倒さをなしにWebアプリケーションを開発していくのにぴったりではないだろうか。