Wiki風に構造化テキストを定義、登録する「datawiki」
datawikiは構造化テキストを定義、管理するためのGoogle App Engineソフトウェア。
datawikiはJava製/Webベースのオープンソース・ソフトウェア。構造化されたデータは様々なデータと連携し、活用される。身近な所ではExcelによるデータの集計だろうか。リスト化されたデータは集計したり、さらに外部データと連携したりと飛躍的に再利用性が向上する。
メイン画面
ローカルではなくWeb上でそうしたデータを作成しようと思った場合、一つの選択肢としてはGoogleスプレッドシートを使う手がある。だが囲い込みを心配する声もあるだろう。そこで使ってみたいのがdatawikiになる。
datawikiはGoogle App Engine上で動作するソフトウェアだ。Wikiの名の通り、誰でも自由に構造化されたデータを作成、編集することができる。そして蓄積されたデータはフィードやXMLとして取得できるので、外部システムとの連携も容易だ。
設定画面
データは新規登録、編集の他に検索もできる。単なるテキストのみでなく、vCardや位置情報を埋め込んで登録することもできる。フィールドの追加も簡単だ。RESTfulなWeb APIが提供されているので外部からのデータ登録も容易となっている。表計算ソフトウェアでは面倒な入力も、datawikiを使えば容易というケースもありそうだ。
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地図連携(プレミアム限定)
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MOONGIFTはこう見る
Wikiは一般的に自由な入力フォームになっているので構造化されたデータを作成するのは不向きだ。だがこの自由さ、みんなで手軽に書き込める手軽さは手放しがたい。その二つを組み合わせたのがdatawikiと言えるのではないだろうか。
例えば業務担当者の入力フォームとして使えば、MS Accessの代わりに使うこともできそうだ。表計算ソフトウェアでは面倒な複数行入力などもdatawikiであれば簡単だ。自分でGoogle App Engineにサーバを立てればすぐにdatawikiを使い始められる。