StackOverflow.comへクエリーを投げて実行するためのWebシステム「Stack Exchange Data Explorer」
Stack Exchange Data ExplorerはStackOverflow.com系のデータベースを検索、結果を取得できるソフトウェア。
Stack Exchange Data ExplorerはC#製/Webベースのオープンソース・ソフトウェア。Q&Aコミュニティは人気が高いが、ITエンジニアにとって特に人気が高いのがジョエル氏の開発したStackOverflow.comだ。技術要素によってサイトを分割することでより質の高い質問と回答が寄せられる。
インデックス画面
そんなStackOverflow.comが提供しているサービスの一つがStack Exchange Data Explorerだ。これは言わば数あるStackOverflow.com系サイトのデータをSQLを使って取得、参照できるというものだ。そしてそのコードはオープンソースとして公開されている。
クエリーと実行結果
Stack Exchange Data Explorerは言わばStackOverflow.com系のWeb APIを簡単に使うためのシステムと言えるだろう。投稿データ、ユーザ、コメント、投票といったテーブルがそのままリストアップされ、各データを結びつけて自由にSQLを書けるようになっている。
変数の設定も可能で、特定のユーザに関する情報を得ると言ったこともできる。そして実際にクエリーを実行してその結果を取得可能だ。そして他のユーザが作成したクエリーをcloneして編集することもできる。Web APIをただ公開しただけでは利用は進まないかも知れない。Stack Exchange Data Explorerの方法はとても面白い。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
こんな長いSQLも(プレミアム限定)
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
作成済みのクエリー一覧(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
ジョエル氏はMS ExcelのVBAを開発したエンジニアとして知られている。そしてBTSを販売していたが、ここ数年はStackOverflow.comに本腰を入れているようだ。実際600万ドルを調達し、その中で開発されたのがStack Exchange Data Explorerになる。
GoogleやYahoo! Inc.も自社のWeb APIを実際に使ってみるためのサンドボックスを提供するようになっている。Web APIをただ提供するだけで良い時代ではなくなっているのだろう。
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