FuseLDAPはLDAPデータをファイルシステム化するFUSEプラグイン。

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FuseLDAPはMac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。LDAPとはいわゆるディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルで、処理系としてOpenLDAPが有名だ。LinuxやSambaなどの認証に使われたり、DNSの管理にも使われている。

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筆者環境では接続に失敗する…

OpenLDAPを使うことで認証統合が出来るなど、企業内で使うのに便利なシステムになっている。クライアントインタフェースとして各種OS向けのフロントエンドが知られているが、今回紹介するのは一風変わったFUSEを使ったFuseLDAPだ。

FuseLDAPはFuseを使い、LDAPデータをあたかもファイルシステムのように扱えるソフトウェアだ。FuseLDAPをマウントすると、dcごとにフォルダが作成され、中が閲覧できるようになる。さらに個別データごとにファイルが作成され、中身が閲覧できるようになる。

fuseldap.png

公式サイトより

ファイルの閲覧はもちろん、更新にも対応している。特別な操作を覚えることなく、テキストファイルを扱うかのようにOpenLDAPの管理ができるのは面白い。LDAPを使って認証データをはじめとするデータを管理している企業で便利に使えそうだ。

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MOONGIFTはこう見る

前職ではOpenLDAPによる認証統合をしていたので、LDAPによる管理の便利さは理解できる。専用のフロントエンドは幾つかあるが、通常のファイルシステムとして管理ができるFuseLDAPは非常に興味深い。MacFUSEにも対応しているのでMac OSXから使えるのが便利だ。

FUSEを使えば各種ネットワークシステムをファイルシステムのように操作できるようになる。システム管理者のデータメンテナンスでも役に立つはずだ。

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