iPhone Juliusは音声解析エンジンのJuliusをiPhone上で使えるようにするソフトウェア。

iPhone JuliusはiPhone用のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。iPhoneにはハードウェアのキーボードがなく、ソフトウェアベースで入力する。入力方法としては悪くないが、キーボードに慣れていると長文の入力が面倒に感じてしまう。


短い単語の認識はまずまず

そもそも立っている時や歩いている時に入力したいと思うことも多いはずだ。そんな時にソフトウェアベースでは画面を見ないで入力するのは難しい。そこで考えたいのが音声による入力だ。それを可能にするライブラリ、デモがiPhone Juliusになる。

iPhone Juliusは日本語音声認識エンジンとして知られるJuliusをiPhoneで使えるようにするソフトウェアだ。そのまま単体で動作するという訳ではなく、あくまでもモックとしてのアプリになる。だが実際に音声を録音し、その結果を見ることが可能だ。


解析は時間を要する

ボタンをタップして何か言い、もう一度ボタンをタップすれば解析が実行される。iPhone4であっても解析にはそれなりの時間を要するようだ。声質によっては解析結果がさんざんかも知れないが、慣れれば問題なく使えそうだ。Twitterの投稿やTodo管理などでも使えそうなソフトウェアだ。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


長文は誤認識が目立つ(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

音声入力という方式は色々な場面で役立ちそうだ。地図やWeb検索を行う際に文字から認識したり、音声メモを検索可能にするために使うこともできる。ただ問題は現状のiPhoneでは解析に時間がかかってしまうことだろう。そのため長文の入力には向かないかも知れない。

ネットワーク必須であればサーバサイドで解析する方が良いかも知れない。とはいえ利用範囲の多そうな、便利なソフトウェアだ。

iPhoneで音声認識を行うサンプルアプリケーションを公開しました - FLCL.jp

FLCLjp/iPhone-julius - GitHub