Annotatorはテキスト本文中に注釈を付けられるソフトウェア。

AnnotatorはJavaScript/Python製のオープンソース・ソフトウェア。ブログをはじめとするテキストサイトにおいて、“ここ”にコメントしたいと思うことは多々ある。だが大抵文章の一番最後にしかコメントフォームがなかったりする。これではどこにコメントされたのかも分かりづらい。


説明を表示している所

やり方は幾つかあると思うが、自分の好きな場所にコメントできるとコメントされた側も分かりやすいのではないだろうか。そのようなシステムは論文においても有効だ。それを実現するソフトウェアがAnnotatorだ。

AnnotatorはJavaScriptでフロントエンドを、バックエンドをPythonで実装した注釈管理システムだ。一つの文章内において分かりづらいと思える部分があればそこを選択して説明を加えることができる。説明は幾つも登録可能で、自由に編集ができる。


編集することもできる

注釈は重ねて表示することもでき、複数の注釈が重なると文字の色が濃くなるようになっている。マウスオーバーすると、その説明文がフローティング表示されるようになっている。注釈も文字を選択して、表示されたアイコンをクリックするだけの簡単な操作だ。権限やログインのシステムがないので完全にオープンな形ではあるが、色々な使い道が考えられそうなソフトウェアだ。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


入力画面(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

一般的な論文の場合、注釈は後ろの方でまとめて付けられるようになっている。だが縦に長く、一覧性に優れていないWebの場合都度一番最後までスクロールしていては読みづらくして仕方がない。そこでテキストに付随する形のAnnotatorは可読性にも優れた良いやり方に見える。

逆に印刷された文書の場合はこのような表示はできない。WebにはWebの良さがあるので、これまでの形式にとらわれないWebならではのベストな表示方法を常に考えるべきだ。

nickstenning/annotator-store-py - GitHub

nickstenning/annotator - GitHub

Annotator | Open Knowledge Foundation