HTML5ベースを使った電子書籍フレームワーク「Baker」
BakerはHTMLファイルを使った電子書籍アプリフレームワーク。
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BakerはiPad用のオープンソース・ソフトウェア。電子書籍の市場が熱い。多数の配信プラットフォーム、専用アプリ、対応デバイスが揃っている。特にApple、Amazonが力を入れている。日本においても独自のパッケージ展開が出てきている。
電子書籍が簡単に
電子書籍アプリを作成し、販売するのは企業だけとお思いだろうか。いや、そんなことはない。手軽に電子書籍を作成し、販売できるフレームワークが存在するのだ。それがBakerだ。
Bakerが使っているのはHPubと呼ぶ、HTML5ベースのHTMLファイルだ。HTMLなので、画像を埋め込むことも可能で、そのためのテンプレート（幅768px）も用意されている。これを使えば自由にレイアウトした文書ができあがる。
元文書
そしてHTMLファイルをbookディレクトリにいれ、後はBakerごとコンパイルすれば完了だ。とても簡単過ぎて拍子抜けしてしまう。審査に出す際にはアイコンを付け、名前を変更すれば良い。機能的にはスライドで読み進めることしかできないが、シンプルで使い勝手の良いソフトウェアだ。
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とても面白いフレームワークだ。後はBaker自体が拡張され、ページの一覧やしおり機能などが追加されれば実用的になるだろう。文書フォーマットにHTMLを使ったのも良いアイディアだ。セキュリティ的には問題があるかもしれないが、とても手軽に扱える。
後はWeb上で文書を作成し、そのままダウンロードして文書アプリにしてしまうようなサービスも出てくるだろう。今後の発展に期待したいソフトウェアだ。
Baker Ebook Framework
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Simbul’s baker at master - GitHub