Surviveplus.net Excel MacroはExcelに匿名メソッド/クラス、LINQを付け加えるライブラリ。

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Surviveplus.net Excel MacroはWindows/Excel用のオープンソース・ソフトウェア。Excel VBAは企業内においてもっともユーザによって開発されているプログラミング言語かもしれない。操作を記録してマクロを作り、多少修正すればあっという間に自動処理が作れてしまう。

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匿名メソッド

 

そんな便利なVBAではあるが、構文の書き方がシンプルなこともあり(作り手によるが)、よりプログラミングを見栄えよく作るのが難しかった。そのため本職プログラマな嫌うきらいがあった。だがSurviveplus.net Excel Macroを使えば高度なプログラミングが可能になる。

Surviveplus.net Excel Macroが提供するのはExcelマクロだ。Excel 2007などで利用できる。マクロを自分のExcelファイルに取り込めばすぐに利用できるようになる。まず一つの機能として匿名メソッドがある。引数にも対応し、Rangeを使ってセルの情報を渡して結果を受け取ることも可能だ。

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匿名クラス

 

次に匿名クラスがある。ちょっとしたデータを構造的に管理したい時に使うと幸せになれそうだ。さらにMicrosoftの開発したLINQ(統合言語クエリ)をVBAベースに実装しなおしたLINQ for VBAも開発が進められている。これらを組み合わせればよりダイナミックでコーディングしやすいVBAが作れるようになりそうだ。

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匿名メソッドや匿名クラスは一度使い方になれると手放せなくなりそうだ。Surviveplus.net Excel Macroが提供するのはメソッドそのものではなく、文字列ベースなので補完や評価がされないのが難点ではあるが、動的に動作を変えたい時に便利ではないだろうか。

VBAは開発者でなくとも使える分、スパゲティーコードが増産される危険性がある。だがSurviveplus.net Excel Macroのような仕組みをうまく使えばよりコーディングがスムーズになるはずだ。

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