FTLocationSimulatorは位置情報のダミーデータをiPhoneシミュレータに送信する。

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FTLocationSimulatorはiPhone/iPad用のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。iPhoneアプリを開発する際に使ってみたいと思う機能の一つが位置情報ではないだろうか。移動していく様子を記録したり、場所によってアクションを起こすようなアプリだ。

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ダミーデータがマッピングされる

 

位置情報を取得するアプリを作ることはできても、テストするのは面倒くさい。例えば実機にインストールして実際に歩いてみたりしなければならない。自動車前提だとさらに大変だ。そこで使ってみたいのがFTLocationSimulatorだ。

FTLocationSimulatorは位置情報を記録したKMLファイルを読み込み、その位置情報をiPhoneアプリ上で利用できるライブラリだ。サンプルアプリではカリフォルニア周辺の道路を進むようにKMLが作成されており、地図上でそれをマッピングするようになっている。

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サンプルデータ。白い線の情報が送られてくる

 

Androidなどではダミーの位置情報を与えることができるが、それは点でしかない。FTLocationSimulatorのように時系列に沿って自動的に変化してこそ、アプリ開発に使えるのではないだろうか。

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MOONGIFTはこう見る

肝はKMLファイルという点だろう。Google Earthでも読み込める形式であり、GPXファイルからKMLへ変換するツールも多数ある。そうしたツールを使えばダミーデータが幾らでも作成できるはずだ。車、自転車、ジョギング等時間を調整すれば速度も自由に変更できる。

ランニング結果を読み込んで、地図上でシミュレートするアプリでも使える所がありそうだ。位置情報と加速度センサー、マルチタッチはiOSの利点だけに徹底的に使ったアプリは人気が高い。

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futuretap’s FTLocationSimulator at master - GitHub

 https://github.com/futuretap/FTLocationSimulator