RuinedはWebブラウザ上で動作するデバッガーです。

RuinedはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。プログラミングを組んでいて、さっぱり分からないバグにハマることは多々ある。そんな時に便利なのがデバッガーだ。コードをステップ実行して追いかければ、どこで問題が発生しているかすぐに分かる。

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ステップ実行しながらデバッグ

 

各プログラミング言語でデバッガーが提供されているが、利用するには何かと手間がかかるものも多い。そこで便利に使えそうなのがWebブラウザ上で動作するデバッガであるRuinedだ。

Ruinedは恐らくRuby 1.9系でのみ動作する。Webサーバを二つ立ち上げるのだが、一つが8383ポートでデバッガーとして動作し、もう一つは8384ポートでWebサーバとして動作する。RubyとJavaScriptを組み合わせた面白い動作だ。なお動作中のコード修正はできない。

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グローバル変数を見られる

 

コードはステップ実行され、ローカル変数とその値、現在ハイライトになっているオブジェクトについて、グローバル変数などが一覧で確認できるようになっている。まだ動作が安定していないようにも見えるが、オンラインでステップ実行というのはなかなか面白い。

まだまだ主流ではないが、Webブラウザ上でコーディングを行うプロジェクトも多数立ち上がってきている。そんな中でデバッグ環境としてRuinedが使われるようになるかも知れない。

 

arton’s ruined at master - GitHub

 http://github.com/arton/ruined