CiderはMac OSX向けのオープンソース・ソフトウェア。最近、iPhoneの人気もあってかMac OSXを利用するエンジニアが増えている。BSDがベースとあって、サーバ系ソフトウェアが申し分なく動作してくれるのが便利だ。筆者含め、知り合いでもやはりMac OSX利用者が多くなっている。

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コマンド一つでインストール開始!

 

Mac OSXにはRubyをはじめ、すぐにでも開発がはじめられるソフトウェアが幾つも用意されている。だが大抵そのまま利用する人は多くないはずだ。MacPortsを使う人が多いが、もっと必要なものだけを手早く用意できるのがCiderだ。

Ciderは幾つかのソフトウェアをパッケージングしたソフトウェアだ。データベースとしてPostgreSQLやMySQL、memcached、MongoDBといったラインナップが、さらにRuby、Rails2/Rails3/Sinatraといったソフトウェアもパッケージングされている。

インストール先は~/Develop以下となっているので、既存環境を汚さずに使えるのが利点だ。さらにRubyはrvmを使っているので1.9系、1.8系、JRubyなどを自由に切り替えて使うこともできる。Rubyの限定的環境なので汎用性は高くないが、環境を手早く作りたい人に向いているだろう。

 

Cider - A Development Environment for Macs

 http://www.atmos.org/cider/intro.html