WebMemcacheはPython製/Google App Engine用のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。Webサーバの負荷を減らしたり高速化を考える上で欠かせないのがキャッシュだ。最近のWebシステムではごくごく当たり前に行われている手法だ。

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データをPOSTした所

 

最も有名なキャッシュシステムと言えばmemcachedだが、独自のサービスを立てる必要があるので誰しもが使える訳ではないだろう。あくまでも擬似的ではあるが、Google App EngineをmemcachedサーバにしてしまうのがWebMemcacheだ。

WebMemcacheはGoogle App Engineをキャッシュサーバにする。アクセス方法はHTTPになり、JSONPによるコールバックにも対応している。サーバサイドからはHTTPで使えば良いだろう。クライアントサイドでもJSONPを使えば非同期的な箇所で使えそうだ。

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データをGETで取得した所

 

APIはPOSTによるデータ追加、GETによるデータ取得が基本になる。さらにデータ部分だけを受け取るRAWや削除を行うDELETEがある。実用的な速度が出るのか、さらにあまり頻繁にアクセスするとリミットになってしまうのではないかという心配はあるが、クライアントサイドであるJavaScriptからアクセスする方式であれば便利に使えるのではないだろうか。

 

WebMemcache

 http://webmemcache.appspot.com/

hitode909’s webmemcache at master - GitHub

 http://github.com/hitode909/webmemcache