ssbはRuby製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。モバイルサイトを開発している時にデザインや動作を確認しようと思うと必要になるのがモバイルサイト向けのブラウザだ。携帯電話のキャリアが出しているものもあるが、機能的には優れていないしWindows向けばかりだ。

ピクチャ 521.png

Googleにアクセスした所

 

そこで外部の人たちが作っているモバイルサイトブラウザを使うのが一般的だ。Firefoxを使ったMobileSimulatorを使ったり、Perl製のMoxyも知られている。そしてここではRuby製のssbを紹介しよう。

ssbはWebrickを使ってWebサーバが立ち上がり、モバイルサイトにダミーアクセスする。携帯電話に真似たユーザエージェントやヘッダ情報を送れるのが特徴だ。モバイルサイトは左側に表示され、右側で受け取ったヘッダ内容やレンダリング内容を表示できるようになっている。

ピクチャ 522.png

設定画面

 

ちょっと面倒なのがリダイレクト処理が行われるとうまく表示ができない(都度クリックする必要がある)ことだろう。また相対パスの画像がうまく表示されないようだ。絵文字表示に対応しており、ImageMagickを使って画像を動的生成できるようになっている。

機種情報には対応しているが、機種名をテキストで入力する必要があるのが若干面倒ではある。だがモバイルサイトを開発する際には心強いツールになるはずだ。特にRuby開発者にとっては嬉しいだろう。

 

2010年03月08日 誤字修正。

via ssb がすばらしすぎる件 [TokuLog 改メ Perlを極めて起業する日記]

ssb – CodeRepos::Share – Trac

 http://coderepos.org/share/wiki/ssb