クリティカルスピードは〜のオープンソース・ソフトウェア。高速なレスポンスを行うWebサーバは誰しもが願う所だ。Googleがあれだけ大きく成長したのは検索のアルゴリズムはもちろんのこと、高速なレスポンスにも一因があったと思われる。欲しい情報がすぐに手に入るというのはとても気分がいい。

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表示が速い!

 

Webサーバで高速化を行うための手法は幾つか存在する。並列化したり、サーバのスペックを上げたり、ネットワークを強化すると言った方法の他、システム側でも対応できるものがある。その一つ、高速配信サーバのクリティカルスピードを紹介しよう。

クリティカルスピードの最大の特徴はKVS(キー・バリュー・ストア)をWebサーバとして使っていることだ。KVSとしてTokyoTyrantを採用しているが、今後はLuxIO、kumofs、ROMAといった他のKVSにも対応していくとのこと。WebサーバはPlack/PSGIをベースにしている。

その高速性はデモサイトを見てみれば分かるはずだ。大量の商品がある中、サイトの表示は瞬時に行われる。全くストレスなくさくさくと表示されるので、とても気持ちがいい。情報の高速な配信、更新を実現しているので、コンテンツが時々変わるようなサービスにぴったりだ。

現状はPerl向けではあるが、今後RubyやPythonからも扱えるように開発されるとのこと。さらに開発元のリアルアンリアルでは実践で既にクリティカルスピードを使っていて、安定性と速度が得られたと判断されているのがすばらしい。現状はもちろん、今後の開発も楽しみなソフトウェアだ。

 

リアルアンリアル 高速配信Webサーバーシステムをオープンソース化 - 株式会社リアルアンリアル

 http://www.real-unreal.info/item_53.html