Facebook製のPHP用シェル「phpsh」
phpshはPython製のオープンソース・ソフトウェア。PHPはWebシステム開発で手軽に使えて、小さな規模から大規模までこなせるプログラミング言語だ。時々槍玉にあがることはあるが、使い手次第といった所だろう。なにせ今やYahoo! Inc.すらも追い越そうという勢いのFacebookでも使われているのだ。
Pythonで実装されているのがミソ
そんなFacebookではオープンソース・ソフトウェアを多数リリースしており、Apache Software Foundationのゴールドスポンサーにもなっている。そして新しくリリースされたソフトウェアがphpshだ。PHPではあるがソフトウェア自体はPythonで作られている。
phpshはPHP用のシェル環境だ。標準でもインタラクティブモードがあるが、それのFacebook版だ。予め–with-readlineのようなオプションを付けずにコンパイルしていてもphpshは入力履歴を矢印キーで辿れたり、関数の補完もできるようになっている。
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さらにctagsファイルにも対応して自分たちのWebアプリケーションの関数へジャンプすることもできるようだ（筆者環境ではうまくいかなかった）。他にも「d 関数名」とすることで関数の説明を見ることもできる。外部のファイルを読み込んで立ち上げたり、設定ファイルを変更することで常時読み込むファイル（ライブラリのような）を指定することもできる。
標準のインタラクティブモードと比べて大きな機能差はないようだが、ちょっと気の利いたシェル環境を提供してくれる。PHPでの開発の際に役立ちそうだ。
執筆時のバージョン
1.2
facebook’s phpsh at master - GitHub