CSS/JavaScriptのサイズ縮小、結合ライブラリ「Juicer」
JuicerはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。jQueryやPrototype.jsなどJavaScriptでリッチなインタフェース、操作を可能にするライブラリは多い。特に本体は軽量に、多彩なプラグインが提供されるjQueryは人気が高い。
ヘルプ
だが多数のプラグインを使うとスクリプトタグがたくさん並び、コネクション数が増えることになってしまう。そこで使ってみたいのがJuicerだ。Juicerは複数のJavaScript/CSSファイルを結合したり、サイズを縮小してくれるライブラリだ。
Juicerの引数に複数のファイルを渡すと、一つのファイルに結合して出力する。YUI CompressorまたはGoogle Closure Compilerを使って余計な改行や空白を消してサイズを縮小してくれる機能もある。さらにJsLintを使って縮小結果が正しいかどうか検証する機能もある。
変換した後のファイル
CSSについてはURL要素に書かれたパスを読み込み、Data URIとして埋め込む機能がある。また埋め込まなかったとしても画像のパスの最後にjcbというパラメータをつけることでブラウザのキャッシュ問題を回避するキャッシュバスター機能が搭載されている。
CSS/JavaScriptともにWebサイトを作る上で欠かせない要素になっている。それだけにネットワーク負荷を軽減する仕組みを使うか否かの効果が如実になってくる。コマンドラインで使えるので自動化して導入したいソフトウェアだ。
執筆時のバージョン
0.2.6
cjohansen’s juicer at master - GitHub