恐れ入った…。まさにビジュアルプログラミング「SIKULI」
SIKULIはWindows/Mac OSX/Linux向けのオープンソース・ソフトウェア。プログラムを自動操作するソフトウェア多い。そうしたソフトウェアは大抵プログラムをパス指定で呼び出し、ウィンドウの名前や入力欄のオブジェクト名で操作を行う。
だがそれではあまりに分かりづらい。ちょっとしたウィンドウの位置で動作が変わったりする。ウィンドウが開くまで数秒待ったりしても、必ずうまくいくとは限らない。だがSIKULIを使えばうまくいきそうな気がする。SIKULIはまさにビジュアルでプログラミングするからだ。
SIKULIはアップルスクリプトのように簡単なアプリケーションの自動操作を行う。clickやswitchApp(アプリケーション呼び出し)、type(キー入力)などの命令が利用できる。ここまでは普通だ。だが普通ではないのはクリックする対象や画面上の探す対象をスクリーンショットで指定できる点だ。
SIKULIでスクリーンショットを撮る機能を使い、クリックする対象を画像で指定できるのだ。ボタンやオブジェクトなど全て画像で指定できるのだ。さらに条件式や繰り返しも使えるので、ページネーションしつつ指定したラベルや画像が出てくるまで処理を行うと行った操作もできる。
詳しくはデモの動画を見て欲しい。画像を使ってスクリプトが組まれていくのは非常に面白い。文字列で指定していくよりもよっぽども分かりやすく誤作動も少なそうな、そんなスクリプト環境だ。
執筆時のバージョン
20091221
Project SIKULI