RawTherapeeはWindows/Linux向けのオープンソース・ソフトウェア。デジカメで撮る写真はフィルムとは異なり枚数を気にしないで良いので、どんどん撮ってしまう。それだけにPCに転送したら数百枚になっていた、なんてことはざらだ。

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なぜが画像の色が変

 

そんな写真で全体に渡ってミスがあったりしたら一つ一つ修正していくのは手間がかかりすぎる。そこで使ってみたいのがRawTherapeeだ。写真を一括で読み込み、バッチで変換処理が行えるソフトウェアだ。

RawTherapeeで写真を読み込むとなぜか色が飛んでしまっているのだが、実際に処理された写真は普通なのでご安心いただきたい。日本語化もされているので操作は容易だろう。処理したい写真を選択し、右側の処理メニューから実行したい処理を選択し、後はプロセスキューに入れるだけだ。

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処理キューの一覧

 

露出やハイライト、シャープ、ノイズ、ホワイトバランスといった画像編集の他、Exifデータの編集も可能だ。写真へのレーティング機能もあるが、これが実際にはどう役立つのかは不明だ。処理の選択が終わったらキューの画面に移り、実際に処理を実行する。

処理されたファイルはどこでも保存できるが、上書きはされないようだ。そのため一度別なフォルダに保存してから上書きするのが良いだろう。処理前のプレビューがないので実行した結果が分かりづらいのが欠点だが、まとめて暗くなってしまった写真を明るくしたいとような時に便利そうだ。

執筆時のバージョン

 3.0 alpha 1

 

RawTherapee 3.0 alpha 1 and license changes

 http://www.rawtherapee.com/

rawtherapee - Project Hosting on Google Code

 http://code.google.com/p/rawtherapee/