SVGを使ったものすごいグラフライブラリ「dygraphs JavaScript Visualization Library」
dygraphs JavaScript Visualization LibraryはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。グラフライブラリは多数あれど、大抵は円グラフや棒グラフなどのシンプルなグラフを描く機能しかない。高度なグラフを描こうとすると利用できるライブラリは途端に少なくなる。
高機能なグラフライブラリ
また高度なグラフはクライアントサイドだけでなく、サーバサイドの仕組みが必要になることも多い。そんな中dygraphs JavaScript Visualization Libraryはとても簡単に使えるグラフライブラリになっている。JavaScriptでSVGを描いてグラフ化するのだ。
主なグラフはX-Y軸を持った折れ線グラフになるようだ。とはいえ測定範囲を含んだグラフを描いたり、グラフの一部をマウスを使って拡大する、マウスオーバーすると値が表示されるなど高度な機能が盛り込まれている。SVGを利用しているが別ライブラリを使うことでIEでも利用できる点がいい。
ポインタを変更した例
さらにお勧めなのが元データとしてCSVファイルが使える点だ。XML系のデータファイルを利用するものが多い中、汎用性の高いCSVファイルは便利だ。さらにGoogle Visualization APIと互換性があり、クエリーを使って引き出したデータをそのまま描画することもできる。高度な折れ線グラフを必要とする際にはきっと役立つはずだ。
IEでも表示可能
執筆時のバージョン
dygraphs JavaScript Visualization Library