ノートPCを紛失する前に設定しておこう「Prey」
PreyはWindows/Mac OSX/Linux向けのオープンソース・ソフトウェア。ノートPCは持ち歩いてカフェや空港、駅などで作業するのにぴったりだ。だがちょっと置いておいた隙に盗まれてしまったり、どこかに置き忘れてしまったりという事件も良く聞かれる。
ひっ!
そんな時に追跡装置があれば、と思うだろう。そんな時のためには今のうちに準備が必要だ。使うのはPreyだ。Preyは単体で動作する訳ではなく、PreyのWebサービスと連携して動作するソフトウェアだ(一応単体でも動作するようだが)。その点がなかなかユニークで面白い。
PreyをインストールしたらPreyのWebサービスにユーザ登録し、APIのキーを得る。さらにデバイスを登録しデバイスのキーも得る。この二つをローカルのPreyに設定すれば準備は完了だ。後は盗まれるの待てば(?)いい。いざ盗まれたらPreyのWebサービスにアクセスし、追跡開始のスイッチを入れる。
そしてこんなレポートが
この時Preyをインストールしたマシンではネットワークに繋がっている時に定期的にPreyへアクセスする。そして盗まれたと分かるとダイアログを出し、それを音声で読み上げる(内容はこれは盗まれたコンピュータですといったようなもの)。その上で画面のスクリーンショットやWebカムでの撮影、さらにネットワーク情報等をまとめてPreyへポストする。
PreyのWebサービスではそれをレポートとして閲覧できる。所有者に悪意があるかは分からないが(善意で拾ってくれることもあるだろう)、ネットワークベースでも場所が分かれば対処もしやすい。なくす前にインストールしておきたいソフトウェアだ。
執筆時のバージョン
0.3.3
Track down your stolen laptop – Prey