Youtubeをプラットフォーム化する「Youtube Direct」
Youtube DirectはJava製のオープンソース・ソフトウェア。去年、今年くらいからWebサービスがプラットフォーム化する動きが高まっている。例えばOpenSocialもそうだし、Google App Engineのようなクラウドもそうだ。自社の強みをサービス以外の形で活かしていくのは面白い。
Youtubeのプラットフォームを自社でも
一時はGoogleさえも脅かした動画共有サイトYoutubeの強みは1080pまで対応した高品質な動画を安定的に配信するネットワーク技術だろう。それを自分たちでも使えるというのがYoutube Directだ。オリジナルのYoutube並みに使うことができる。
Youtube DirectはYoutubeが公開するWeb APIを使い、独自サイトでYoutubeさながらも動画のアップロードと配信ができるサービスだ。実際の動画はYoutubeにアップロードされるのだが、自分の所からアップロードされたものついては管理画面から審査を行ってから配信許可を与えることができる。
既に運用されているサイトも
既に新聞社のサイトなどで利用が開始されており、市民からの投稿を募ったり自社の提供する動画をYoutubeのシステムを使って配信するようになっている。動画配信は帯域を使い、コストが高いのでYoutubeのプラットフォームが使えるメリットは大きいはずだ。
管理サーバはGoogle App Engine上に構築する。Youtubeのサイト認証を受ける必要があるが、筆者環境で試した限りではそこでエラーが出てしまった。自社でも動画共有サイトを立ち上げたいという方はぜひチェックを。
執筆時のバージョン
20091113
youtube-direct - Project Hosting on Google Code