jCquardはJavaScript製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。うーん使いどころが難しい…。昔のコンピュータで使われていたパンチカード。見た目はテストなどで使われるマークシート方式のテスト用紙に近い。今では殆ど使われていないだろう。

ピクチャ 84.png

ノスタルジックな香りが漂う

 

そんな懐かしいパンチカードをWebベースで再現するのがjCquardだ。jCquardはJavaScriptで作られ、パンチカードの穴空けを再現できるライブラリだ。ベースになるパンチカードは画像になっている。

仕組みとしてはCanvasタグを使って画像を加工しているようだ(または上に描いている)。そのため描かれているパンチカードは画像としてダウンロードできない。どこに穴を空けるか関数で指定するので、データをそのまま再現することだってできる。

ピクチャ 83.png

こちらは元の画像

 

また左上に任意の文字を記述する機能もある。コードの名前を表示する使い方もできるだろう。パンチカードはIBMの80欄カードまたはUnivacの90欄カードに近いものになっている(参照Wikipedia)。

ノスタルジックにデータを表現したり、その結果を実行したりするものがあったりすると面白いかもしれない。投票システムでも使われていたことがあるそうなので、そういったサービスでの入力方法としても面白そうだ。

執筆時のバージョン

 1.1

 

jCquard: The Do Less, Punch More JavaScript Library

 http://www.outstandingelephant.com/jcquard/