textserverはRuby/JavaScript製のFirefox向けフリーウェア(ソースコードは公開されている)。Webブラウザの入力フィールドはあまりに機能が低く、辟易した人は使い慣れているテキストエディタに一度入力してからコピー&ペーストしたりする。幾つかのソフトウェアではそれを自動反映するものがある。

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テキストファイルを更新すると内容がテキストボックス/テキストエリアに反映される

 

だが大抵のソフトウェアは編集したテキストファイルを閉じたタイミングで反映するようになっている。textserverは違う、テキストファイルの更新を監視することで保存したタイミングで反映するようになっているのだ。監視サービスを別途立ち上げる(Windows向けにはインストーラーが提供されている)必要があるが、これは新しいアプローチで面白い。

個人的に嬉しいのはxyzzyやEmacsのようなテキストエディタでもテキストエリアへの反映ができることだ。専用のテキストファイルに内容を入力して保存すると、Webブラウザでフォーカスが当たっている入力フィールドに内容が反映される。保存されるタイミングなので、テキストファイルを閉じる必要はない。

デモ動画

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仕組みは入力内容の反映を監視するサーバと、Greasemonkeyの組み合わせになっている。Emacs向けにはもっと簡単に使えるようにするLispファイルも同梱されている。Webブラウザのテキストエリアの使い勝手の悪さを感じている人は使ってみることをお勧めする。

 

tarao’s textserver at master - GitHub

 http://github.com/tarao/textserver