PsToolsはWindows向けのフリーウェア。LinuxやMac OSXではよく(?)使われるkillコマンド。Windowsでは同じような手段としてタスクマネージャが知られている。だが問題が発生している時に重たいGUIを立ち上げるのは面倒だ。他のOS同様にコマンドラインから操作できると便利だ。

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killコマンドライクなPsKill

 

その補助となるツールがPsToolsというフリーウェアだ。PsToolsにはプロセスを管理するのに便利なコマンドが多数用意されている。全てコマンドプロンプトから操作できるのでシステム管理社にとっても便利なツールになるのではないだろうか。

PsKillはその名の通りプロセスを殺すためのコマンドだ。面白いのはリモートのプロセスも指定できる点だ。ユーザ名とパスワードを指定して実行できるので管理者権限のプロセスも対応可能だ。またプロセスIDの他、プロセス名を使って指定することもできる。

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リモートコンピュータが開いているファイルを検出

 

PsLoggedOnはコンピュータにログインしているユーザを一覧する。同様にPsFileはローカル上のファイルを開いているリモートユーザを一覧する。PsListはプロセスの一覧を表示し、PsServiceはサービスの一覧を出力する。どれも使いどころの多そうなコマンドばかりだ。

タスクマネージャは不便なツールではないが、慣れてきたり技術者であればコマンドプロンプトで操作したいと思う場面も多いだろう。PsToolsを使いこなせばWindowsがさらに便利になることだろう。

 

PsTools

 http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/bb896683.aspx