FontLabelはiPod/iPhone向けのオープンソース・ソフトウェア。iPhoneにはあらかじめ幾つかのフォントが組み込まれている。大抵、それらのフォントを使ってアプリケーションを開発するはずだ。そしてもし足らないと感じたら画像でロゴを作って利用することになる。だがこれは非効率的だ。

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TrueTypeフォントを使って文字を描く

 

場所によって表示を変えたり、ロゴ風の派手なフォントが使えれば動的にラベルが変更できるから効率的だ。iPhoneアプリにおいて、任意のTrueTypeフォントを利用できるようにするのがFontLabelだ。

FontLabelを使うとiPhoneアプリの中で自由にフォントを設定できるようになる。TrueTypeフォントは別途用意し、配布アプリで同梱する必要がある。そのため、あまり重たいフォント(日本語フォントなど)は利用が難しいかも知れない。だが海外の格好いい派手なフォントは自由に利用できる。

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もちろん文字は自由に変更できる

 

プログラムの中で表示するラベルを指定すればアプリケーションで表示される文字も変わる。動的に変更することもできるだろう。ただし逆にhighlightedやshadowColorといった一部のプロパティは使えなくなるので注意が必要だ。

フォントを使ったラベルを作ればユーザによって表示を変えたり、画像を作成する手間も省けるだろう。多数の画像を作るよりもシンプルで済むケースもあるだろう。文字を画像にして利用…という手間ひまをかけていた方はFontLabelを使ってシンプルにアプリケーション開発をしよう。

 

zynga’s FontLabel at master - GitHub

 http://github.com/zynga/FontLabel