Screensharing PluginはMac OSX向けのフリーウェア(ソースコードは公開されている)。この手があったのは知らなかった。SIMBLはMac OSXユーザにとってはよく知られたハックツールだ。Snow Leopardになって使えなくなるという話もあったが、既に対応版がリリースされている。一般的にはSafariの拡張を行うときに利用されるツールだ。

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画面共有にもプラグインを

 

この仕組み自体は他のアプリケーションでも利用できる。その一つの例として紹介したいのがScreensharing Pluginだ。Mac OSX標準のVNCクライアント、画面共有.appに対応したプラグインソフトウェアだ。Safari以外でも活用できるとなると、色々な場面で使えそうだ。

使い方は簡単で、他のSIMBL対応のソフトウェアと同じくプラグインフォルダに入れるだけだ。後は他のMac OSXに接続して画面共有ボタンを押すと画面共有.appが立ち上がる。その際にAdvancedというメニュー項目が追加されるのが分かるはずだ。

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画面を閲覧専用モードに

 

中にある設定はDisable Controlのみ。これを有効にすれば閲覧のみのVNCクライアントになる。このような操作をプラグインとして開発して拡張できるのがMac OSXの面白い点だ。これはSafari、画面共有に限らずCocoaベースのソフトウェアであれば対応するはずだ(確か…)。

ソフトウェアでこの機能があれば、と思うことは多い。そのようなときにMac OSXは元のバイナリに変更を加えることなく機能追加できるハックが可能だ。自分で使っているアプリケーションでも同じような思いを感じることがあれば、SIMBLプラグインを作ってみるのも一つの手ではないだろうか。

 

samsouder’s screensharing-plugin at master - GitHub

 http://github.com/samsouder/screensharing-plugin