Windowsで作るiPhoneアプリケーション「winChain Builder」
iPhoneアプリは企業はともかく個人としてはとても魅力的な市場だ。課金システムがあること、さらに市場は世界に広がっている。iPhoneアプリの開発を行いたくてMac OSXを購入したという人も少なくないだろう。そう、iPhoneアプリの開発にはMac OSX環境が必須なのだ。
WindowsでiPhoneアプリ開発!?
とは言え基本はObjective-Cだ。つまりCのAppleによる拡張であり完全に依存している訳ではない(はずだ…)。WindowsでもなんとかiPhoneアプリの開発を実現させようとしているのがwinChain Builderだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはwinChain Builder、Windows上でiPhoneアプリ開発環境を整えるソフトウェアだ。
Windows上でiPhoneアプリの開発を行う場合、Cygwinを使って行うのが基本になるようだ。winChain Builderとは直接は関係ないが、preBuiltToolchainはObjective-Cが組み込まれたcygwinになっている。winChain BuilderでもこのpreBuiltToolchainが別途必要になる。
コンパイル中。最終的にはエラーになってしまった
preBuiltToolchainはBitTorrentまたはファイルアップロードサイトからダウンロードできる。サイズは500MB近いので注意して欲しい。そしてwinChain Builderでファイルの場所を指定するとコピーし、iPhoneアプリをコンパイルするための環境を整えてくれる。
試してみた限りではエラーが起こってしまったが、テンプレートの生成を行うコマンドラインツールも付属し、今後に期待がもてる。インタフェースビルダーのような効率的な開発が出来るツールはないが、Windowsでの開発も全く出来ないという訳ではなさそうだ。
winchain - Project Hosting on Google Code