Mac OSXのオフィススイートの一つKeynoteにはiPhone向けのネイティブアプリがある。それを使うとMac OSXのKeynoteに接続してプレゼンテーションが操作できる。パソコンとは離れた場所で説明ができるので、聴衆の反応を見つつ、より効果的なプレゼンテーションが可能になる。

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操作中の画面

 

これはiPhone + Keynoteの組み合わせだが、同じような方法をiPhone + PowerPointで行うのがPPT iPhone Controllerだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPPT iPhone Controller、iPhoneからPowerPointのプレゼンテーションを操作するソフトウェアだ。

PPT iPhone Controllerの手法は、WIN32OLEを使ってPowerPointを操作する点にある。PPT iPhone Controller自体はRuby on Railsで作られており、iPhoneのSafariを使ってWindowsに接続する。PPT iPhone ControllerはWIN32OLEを使ってPowerPointで開いているプレゼンテーションを一覧表示する。

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実行中のサーバ

 

後はSafariの画面をクリックするごとにスライドが切り替わっていく。スライド内でアクションを設定している場合は、それも順番にたどっていく。次のスライドが見られる訳ではないが、クリックするだけで次のスライドに切り替わるなら、離れていても操作できるので便利だ。

無線LANを使うので、赤外線のように距離や方向に依存しない。PowerPointを使ったプレゼンテーションを行う際に試したい便利なソフトウェアだ。

 

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