静的コンテンツのWebサイトを管理する場合、どうしても面倒でバージョン管理なんてしていられないと思ってしまう。そのため、単なるフォルダにHTMLや画像、CSSファイルなどを入れて作ってしまいがちだ。最初はよくとも、後々変更したり改修しているとバージョン管理しておけば良かったと気づくかも知れない。

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管理画面

 

だがバージョン管理用のサーバを立てたり、デプロイしたり…そんな面倒なことはしたくない。そこで使ってみたいのがDryDropだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはDryDrop、Google App Engine(GAE)とGithubを使った静的コンテンツ管理システムだ。

DryDropはGAEを使いながら、動的ではなくあえて静的なサイトを管理するというシステムだ。さらにそのコンテンツをGithubで管理する。DryDropの管理画面ではGithubのコンテンツ配置場所を指定して、取得するようになっている。GithubのPush通知を使えば、GithubへのPushと同時にコンテンツが差し替わるようにもできる。

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サンプルサイト

 

提供されるのは静的コンテンツの設置場所と、管理画面となっている。キャッシュ機能もあるので(GAEだから関係はないが)アクセスが増えても安心だ。全てのURLは静的コンテンツを指すようになっているので、動的なシステムは必要としない自由なWebサイト構築に役立つのではないだろうか。

静的なサイトのためにレンタルサーバを借りるのはちょっと…と思うならDryDropを使ってみると良い。バージョン管理システムまでついて、コンテンツも無料で管理、運用が可能になる。

 

DryDrop

 http://drydrop.binaryage.com/

darwin’s drydrop at master - GitHub

 http://github.com/darwin/drydrop/tree/master